Tuesday, December 19, 2006

目上の人はうやまいましょう

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Muse Knights of Cydnia
最近読んでいる本:プラダを着た悪魔(上)
今日のニュース(Yahoo!):「給食のパンがノロ感染源 秋田


 もうすぐ日本に帰国します。しかも一人で。食い道楽を楽しみに帰ろうと思っていた矢先、父から恐ろしいメールが。人が大勢居る場所ではウガイ、手洗いはもちろん、できればマスクもつけてこいとのこと。マジで。ノロウィルスってそんなに繁殖してんですか?
恐ろしい。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 ところで香港に行っていたアレックスは無事に帰国してます。初の中国でいろいろ驚くことはたくさんあったようですが、私が面白いなと思ったのは、対人コミュニケーションのネタでしょうか。会合には中国人学生もたくさん居て、ある優秀な女子学生とその場に居た彼女の恩師のドイツ人教授が一緒に記念写真を撮ることになった。彼女はそそくさと自分の席を立ち上がって、教授の座っている横に礼儀正しくちょこんと並んで立った。

 日本でも学生と教授が一緒に写真を撮るとすれば、ごく普通に想像できる状況だと思うんですが、ドイツ人教授は照れながら恐縮し、「いいから、座って座って」と女子学生に促す。アレックス曰く、オーストリアではすでに目上の人(教師とか上司とか年上の人)に対して、もちろん言語的には丁寧に話しはするけれども、中国人学生がしたように身体的な振る舞いによって敬意を表したりすることは滅多に無い、らしい。アレックス曰く、欧州では目上の人間を敬うという文化はかなり希薄になっていて、アジアではまだそれがはっきりと残っているんじゃないと感じたらしい。

 よく言えば、こっちの職場での言語的・身体的コミュニケーションは、日本のそれよりも随分とリラックスしている、またはユルい。私はまだこっち側のユルさに馴染めず、ついついピシッと立ったり、お辞儀してしまいそうになる。それはそれで礼儀正しい印象でよろしいんですが、やっぱ変ですね。

ちなみにお年寄りを敬わない馬鹿は痛い目にあうという例はこちら
ばあさん、ものすごい強いです。

Friday, December 15, 2006

一人で過ごす一週間

現在の気分:★★☆☆☆
現在の音楽:Lily Allen <Alright Still> Alfie
今日のニュース(Yahoo!):「松坂は野茂を超えられるか
最近観た映画:Monsters Inc.


今週火曜日から、アレちゃんが香港に出張してしまって、やや暖冬のオーストリアに一人取り残されている。帰国は日曜日の午後だから、あと少しだ。

 よく、亭主元気で留守がいいなんて言いますが、留守だとやっぱりなんか寂しいというか、いつものペースが崩れてしょうがない。いつも彼がオンラインゲームやってる後ろで文句言いながらもテレビ見たり、本読んだりしている間は気づかなかったけれど、一人だと自分の生活は絶望的な程に単純化してしまう。
 仕事から疲れて帰宅して、ご飯を適当に作って、テレビ見ながらご飯を食べて、、、、、、、、、眠い。うとうと。。。

いかんっ
ばかばか、寝ちゃダメだよ!まだ8時半だよ!

しかし何もやる気がしない。メールを書いたり、ドイツ語の宿題をやったり、やるべきことはイロイロあるのだけど、全くもってやる気がしないまま、だらだらと時間を過ごして、11時になってようやく就寝。なんて締まりのない一日。買ったばかりのWiiだって、所詮一人だとやってて空しくなってくる。

同僚の中には、旦那さんが一ヶ月出張とかいうのはざらで、中には一年間行ったきりなんて人もいる。想像しがたいづら。一年帰ってこないなら、おら、絶対日本さ、けーるだ。

Saturday, December 09, 2006

ウィー

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:なし



 アレックスはゲームがスキである。パソコンのオンラインゲームから、PS2からPSPからさらにこんどは任天堂Wiiまで買ってしまった。私は「ホコリかぶってるPS2処分してからにしんさい」と口を酸っぱくして言ったにもかかわらず、ウィーは昨日から家にやってきてしまった。予約をして、昨日の入荷日に大型ショッピングセンターに友達と二人で2時間程並んだらしい。日本やアメリカでは行列ができるってよくあるけど、欧州で行列してまで何か買うって、けっこう珍しいイメージなんですがどうでしょう。日本人はあきらかに行列スキですね。

 私は、また1ヶ月も遊んだら飽きるゲーム機が増えたわ〜、アホンダラ〜と立腹していた訳ですが、遊んでみたら不覚にも面白くて、最後の方にはアレックスからコントローラー取り上げて自分が一番遊んじゃったよ!イカン!
こんなはずじゃない。でもテニスが凄い良い運動になるんだ。ワイヤレスのリモコンは、予想以上にちゃんと動作するし、思った以上に全身運動します。やっぱりコントローラーは二つ欲しいなあ。本体にコントローラー一つしかついてこないので、2代目のコントローラーを買う予定だったんですが、既に売り切れていたらしい。残念。いやいや、残念て?

Thursday, December 07, 2006

クリスマス市

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Katie Melua<Piece by Piece>Nine Million Bicycles
最近観た映画:Love Actually
今日のニュース(Yahoo!):「アメリカン航空 乗客のおならで緊急着陸

 こんなニュースを読むと、世の中ちょっとヒステリックになってるような気がします。私はと言うと、ヒステリックではないですけど。旦那に職場のアシスタントの若い娘から、ながながと電話がかかってきて(しかもメシ時に)、別にそれはどうでも良いんだけど、一日中一緒に仕事しててまだ世間話すんのかい?とちょっとムカついてしまった訳です。彼女とは面識あって、よゐこなんですが、時々長い世間話電話がかかってくる。まあ、部下に慕われてるんでしょうよ よかったね。
あー。。。。(脱力) こんなことに心を煩わすのは5秒で充分だな。
書いてみて分かった。自分のヒマさ加減は書かな分からんのだなあ。頭が回ってない。

 イカン、ココは気を取り直して、今日の夜友達の誕生日祝いに仕事後、クリスマス市に行って、グリューワイン(暖かいワイン)と焼きぐりを楽しんだ。小さな旧市街は屋台と人で身動きが取れないほどです。寒いのはイカンけど、この季節のお祭り気分はやっぱり良い。
↓の写真は、クランプスと呼ばれる化け物です。もういっこ下の写真を見てもらうと、顔が見えますが、ちょっとなまはげみたいな感じでしょうか。頭に牛やヤギの角をつけて、全身巨大な毛皮の着ぐるみが、腰にカウベルをいくつも提げて練り歩く。悪いトトロという感じ。
化け物に点火作業中。この後、何十匹もいる化け物からもうもうと煙りが。くさい。息ができん。


 12月7日はカジッチ(タイ人:左側手前)の誕生日。職場では私をことのほかかわいがってくれる。


Saturday, December 02, 2006

こんな壊れた上司にあってみたい

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Justin Timberlake<Future Sex...>My Love ft TI
最近観た映画:007 Casino Royal
最近のお気に入りビデオ:「Steve Ballmer going crazy」

 ちょっとうっかりしていたら、既に12月。街は既に観光客で満員。今週末は仕事休みですが、来週末は仕事。仕事が接客から万引きの監視(身動き取れないため)に変る。去年の12月末にはインフルエンザ、年明けから肺炎になった。今年は無事乗り切りたいもんです。

 ところで先週、007ジェームス・ボンドの最新作、カジノロワイヤルを見て参りました。私は007シリーズなんて、全然見たことないけど、この映画自体はものすごくスリルあり、ユーモアあり、映画開始直後から引き込まれた。人間味あふれるジェームズ・ボンドがものすごく印象的です。主演の彼は決してハンサムとは思わないけど、色気があって良し。かっこよかったよ。。。ボンドが金髪だろうが、ダークブラウンだろうが、私にはどうでも良い。珍しくその場にいた友達全員、「凄く良し」で一致した。たぶんDVD買う。

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 ところで、マイク○ソフトのCEO、スティーブ・バルマー氏の顔写真が新聞に載っていた。それがあまりにもクレイジーな顔をしていて、どういう顔かというと拍手をしながら、舌を出して破顔で笑っている顔なんだけど、この異常さは写真を見ないとどうも分からないですね。
 とにかく彼の名前でユーチューブでビデオを探したら、社員総会での彼のはじけっぷりが見られました。私は爆笑してしまいましたが、こんなシャチョウ、いいなあと思う。私は彼のクレイジーっぷりがスキになったよ。天才と狂人は紙一重と言うけど、彼はヤバい方に一歩足突っ込んでる気がするなあ。1分30秒のビデオですが、抜群の背景音楽に彼の爆発っぷりがすばらしいシナジー効果を生み出してます。。ヒマな方は是非見てみてください。「Steve Ballmer going crazy」私は3回連続して見てしまった。エグゼクティブを目指す方は是非。

Thursday, November 23, 2006

チャイナ!カルチャーショック

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Lily AllenLDN


先週末、ウィーンに引っ越してしまった台湾人の友達(元同僚)がインスブルックに遊びにきた。待ちに待った彼女の訪問に、3日間びっしりと予定が組まれた。
2日目のお昼頃。それは起こった。
もう一人の中国人(2児の母)の家で、中華風の鍋をやることになり、各自仕事を分担。私は「ほうれん草を風呂場で洗う係」を言い渡された。他のメンバーが全員中国語で会話しているので、その方が私も気が楽なのであった。
そして黙々と大量のほうれん草を洗っていると、中国人の女の子がバスルームに来た。ちょっと話をしながら、おもむろにトイレの蓋を開ける。
私は「あれっ?」と思いつつ、話を続ける。
彼女はズボンをおろして、ちょっと失敬という感じで、おしっこを始めた。


まじでかい。


私は流しのほうれん草を見つめたまま、動揺を必死に隠す。「私はあんたの旦那じゃなくってよ〜!!!」と思いつつ、頭の中は、北京のトイレを思いだしていた。大学生のときに行った北京のレストラン。トイレのドアを開けて中に入ったとたん、一列に並んで用を足す女性達。驚いて、ズボンのチャックをあげて、外に飛び出した。え?!なんで?ドアの意味ないじゃない?!個別のドアがあるのに、内部が仕切られてないってどういうことよ!?あの時の思いでが走馬灯のように駆け巡っている間に、友達は用を足して出て行ってしまった。

Sunday, November 19, 2006

ドイツ語のプライベートレッスン

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:Lily Allen<Alright Still>Alfie
最近読んでいる本:20世紀少年(マンガ)


 最近、日本人の友達の間でいろいろ本が出回っていて、なかなか楽しい。帰国したときに持ってきてくれる雑誌やら、レストランに来た日本人のお客さんがおいていった本やら、やたら雑多な本が集まってきて、日本語の本に飢えているから、選択の余地もなく全てを読む。

 普通に日本にいたら絶対読まないであろうあらゆるものをヒマさえあれば読みあさっている。最近の読書量は日本にいた時とは比較にならない。自分の好みだけで読んでると、本の内容って偏るなあ。

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 4月に日本に帰国して以来中断していたドイツ語のプライベートレッスンを再開した。今回の参加者は4人。一回90分で1100円くらい?
これは参加人数で、レッスン料を折半して個人レッスンに近い状態で受けられるため、良い。人数が多い程、レッスン料は安くなるけれど、その分質は落ちるので、Max5人くらい。そして、全員がだいたい同程度のドイツ語力でないと、不満が出て自然分解してしまうので、わりと難しい。
が、今回は先生の尽力で私と同じくらい、もしくはちょっと上の人たちが集まり、かなり望ましい状況でスタートした。一人が発言できる時間も十分あるし、ランダムに会話していけるので、自分の守備範囲外の新しい単語が拾える。
そして、会話レッスンの最中に先生から、自分の文法的な間違いやら問題を指摘してもらう。やはり、ある程度日常会話が身に付いてきても、正確な表現ができないといけないなあと思う。知らず知らずのうちに、チロルの強烈な訛りを正しいドイツ語として話しているので、恐ろしい。強烈な訛りのアメリカ人を想像してほしい。芸能人でもいたでしょ?凄い堪能な訛りは、やっぱり尊敬よりはおかしみを誘ってしまう。
 仕事上それではマズいわけで。

今後もドイツ語苦しみます。

Thursday, November 16, 2006

13日の月曜日

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Coffee & TV   Blur
最近読んでいる本:週刊文春
最近観た映画:Mission Impossible3


またまたご無沙汰しております。久しぶりにグログ復活。
13日にトンでもないことがあったので、そのことを書いておこうと思います。
毎年、年に2回、店の従業員全員(約70人くらい?)を対象に、会議があります。会社の偉い人たちから、昨期の売上評価と後期の方針説明、質疑応答などが繰り広げられる。毎年、トンチンカンな質問や議論が巻き起こるので、興味深く見守っている。

そして今回の会議は予想通り、というか、予想を遥かに超えた事態が起きた。
彼女はBさん。50台のオーストリア人で、化粧がどぎつく、一日に2箱くらいはタバコを吸っている。機嫌の善し悪しがあまりにもハッキリしているタイプ。そして独、英、西、仏、伊と5カ国語を操る凄い人でもある。彼女は前から、アル中だという噂があった。

会議が始まる直前、軽食と飲み物(アルコール含む)が出され、みんな楽しく歓談している。

そして、今回彼女は本社美術ディレクターのプレゼンが始まるや否や、暴走開始してしまった。
クリスタルのイメージ映像で、秋冬のジュエリーコレクションが展開されると、「わーーーーお!」とか意味不明の「えー、字が小さくて全然読めない!ちょっと、アナタ読める?展開が早すぎるのよねー」などとコメントを連発。大きく失笑が起こる。
そしてディレクターが発言するごとに、揚げ足を取るように大声でコメント。この時点で、彼女が出来上がってしまって暴走しているのが誰の目にも明らかになり、大きくなる失笑で会場が動揺する。みんなが顔を見合わせて、困惑している。

 ディレクターが今期のコレクションの特徴について解説を始めるや、Bさん立ち上がって再び暴走。
「えー、すいません。ちょっと質問いいですかー?これらのコレクションは既に、全員が説明を受けているし、受けていなければ既に発売されている商品を売れないではないですか! もうすでに全てを熟知しています。なぜ、今更こんなプレゼンが必要なのでしょうか?云々。。。。」。。。

一同どよめき。沈黙。

 ディレクターも負けずににっこり笑って「では、あなたにとっては復習になりますねえ」とやわらかく切り返す。さすがディレクター。人間できてる。中年男性雑誌のモデルのようなお洒落で柔和なおじいさまだ。

ところが、懲りないBさんはさらにだめ押し
「でも、すでに知っていることを再度全員で見る意味があるでしょうか。このようなことに全員の時間をとるのは無意味だと思います。私はみんなの為にも。。。云々云々云々」

爆。

ついに、直属の上司が切れて、彼女に「今すぐ黙りなさい。さもなければ出て行きなさい!!!」と警告する。彼女はまだ反論を続けている。しかし、遂にはディレクターも「う〜ん。。。あなたにとって意味が無いのであれば、ここを出て行っていいんですよ」というと、彼女も「ああ、そうですか〜。じゃあ出て行きますね〜。皆さんさようなら〜♪ごきげんよう」
といって、ドアまで行くも、彼女の目にはドアが判別できなかったのか、「あら?ドアはどこかしら〜?」といって、会場が失笑の渦につつまれる。

 しかしBさんの出番はこれで終わりではなかった。
ディレクターが気を取り直して、再度プレゼンに戻り、みんなの集中力を引き戻そうと努力している最中に、Bさんが再び千鳥足で地下の会議室に戻ってきて、ドアを開けた。
「お〜とっと、間違えちゃった???」
再び爆笑。ディレクターのその時本気でビビっていて、「えーー、、、、私も、、ちょっと本気で怖いです」なんてコメントしている。

 一人の人間の社会的自殺を目の当たりにしてしまったようで、なんとも恐ろしかった。みんなが彼女はもう会社に来られないだろう、とか、会社からリハビリに行かされるだろう、とか、中国でこんなことが起こったら、翌日にはクビだよね、とかいろいろ言っていた。

私も彼女が普通に出社するとは全く思っていなかった。

のだが、彼女、2日後には普通に出社していた。そして何事も無かったかのように、振る舞っている。周りの人たちは動揺しているのに、彼女だけが普通に振る舞っている。覚えてないんだろうか。。。そして、会社は彼女に対して何の話し合いも対策もうたないのだろうか。不思議だ。この会社は彼女になんか弱みでも握られているんだろうか?すごい夜だった。。。

Tuesday, September 26, 2006

パッチャーコーフェルという山

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Arctic Monkeys The View From The Afternoon
最近読んでいる本:「コンスタンティノープルの陥落」著:塩野七生
今日のニュース(毎日新聞):安倍内閣:「軍事強国」目指す人物 独メディア

 今日、何人からか日本の新しい首相が決まったね、と声を掛けられた。ただちょっとひっかかったのが、今度の首相は「かなり右寄りらしいね」というコメントだった。「軍事強化」とか「愛国教育」とかいう話が強調されていて、非常にマッチョなイメージを持った。オーストリア国営も珍しく、東京まで特派員を送って、わざわざ靖国の前で撮影。ありがとうよ。
 こっちで観ている限り、日本てすごく右に傾いているんじゃ。。?という印象を持ってしまうんだけど、日本の新聞を読むと、派閥間で右往左往する新首相の様子が描かれてて、なんかイメージが全然違うねえ、、、と思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先週末、久しぶりに快晴、気温27度まで上昇した。天気が良い日に休みが重なった幸運!これを逃さず、近所の山までハイキングに行くことになった。家からバスで10分。その後ケーブルカーで20分程乗ると、山頂付近に到着。そこからのんびりなだらかな登山道を一時間程登って頂上に着く。道がなだらかなので、たくさんの家族連れやお年寄りが連れ立って登っていく。冬場はスキー場にもなる。





 上の写真で、雲海に覆われている先がイタリアへと続いている。
 山小屋でお昼を食べていると、マッチョな3人組のお兄さん達が休憩している。話し方も体も全てにおいてマッチョだ。チロル方言丸出しで、私には何を話しているのか半分も理解できない。話の内容からしてどうやら警察官らしかった。彼らは、ご飯とビールが終わると、颯爽とマウンテンバイクに乗って下山していった。彼らは既に冬のスキー、しかもただのスキーじゃなくて、競技スキー:コース上のポールを迂回しながら高速で滑るヤツも心待ちにしているらしく、どこの山のどのコース設計者が腕が良いとかなんとか話していた。。。アウトドア命の人間にとって、インスブルクは天国のような場所なんだと改めて思う。今年こそはスキーくらいしたいよなあ。。。

Friday, August 18, 2006

子豚ちゃん

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:GarbageWhy dont you come over
最近読んでいるマンガ:20世紀少年 9巻  浦沢直樹


 最近、かなり忙しい。先週から既に、仕事以外の日は毎晩、招待されたり、したりの食事会だったので、胃もモタレている。職場では痩せ(注:欧州基準です)の大食いとして有名になってしまっていたのに、最近では他人の半分しか食べられない始末。

 それもこれも、7月最初のアレックスの誕生日パーティーで、バーベキューをしたのだけど、参加者が大量の肉を持ち寄ってくれたため、パーティー以降毎日、スペアリブ、ソーセージ(チーズ入りの巨大ソーセージに超脂肪たっぷりのベーコンを巻いたトンでもない代物)やらを食べ続けた結果、肉拒食症になってしまった。

 その後2週間は油断ちをしてたんだけど、ここ数週間、肉をちょっと食べると吐き気がします。お?結構深刻?















  <とんとん:食前
 ま、とにかくそんな訳で、先週およばれした豚丸焼きパーティーでは、美味しいとんとんがほとんど食べられずに歯ガミしておりました。そのかわり葉っぱばっかり食べてたよ。キャベツの酢漬けとかさ。最悪。















  <とんとん:食後
総勢15人の大人で挑んだ子豚ちゃんでしたが、3分の2しか食べられずに終わりました。惨敗です。私も関取級の活躍を期待されていただけに、悔しいです。

 これは農家に依頼して、子豚を一頭潰してもらい、内蔵や足やらを取り除き、中に調味料を詰めて丸焼きにしてもらったそうです。

 かなりワイルドだね。

Thursday, July 27, 2006

暑くてなんもやる気がしない・・・

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:GorillazEl manama
最近観ているTVシリーズ:Fire Fly
今日のニュース(Yahoo!):「プリンスが二度目の破局 米紙


最近、蕎麦やらうどんやら冷たいものしか喉を通りませんがな・・暑い。

今朝、会社に行く前に市役所に寄って、二年目の在留ビザを更新しました。これでまた一年間、欧州に合法的に滞在、就労することができます。めでたい。110ユーロ也。
今回もまた、前回に引き続き例のばばあ(おっと)にお世話になりました。話は5分くらいだったけど、彼女の濃すぎる口ひげに見とれててアッッという間に終わりました。

 今回のビザは、値段が高いだけあって?、プラスチックのカードに顔写真と、身分を証明する内容が記載されてます。ただ顔写真は白黒でした。でも白黒写真のおかげで実物より3割増くらい上手に映ってるので、ちょっと嬉しかった。

 この写真は、一年前にこっちの写真屋で撮ったんだけど、光の加減か知らないけど、もの凄い化粧が(特にチークが)濃く映っていて、北朝鮮の社会主義宣伝のポスターみたいな顔だったんですが、白黒にしたらすばらしい出来映えですよ!あは。
 
 これでオーストリア国外に出る時は必ず、パスポートとこのビザの携行が義務づけられました。これ、無くしたらどうなるんだろう。こわ。

Tuesday, June 27, 2006

Tanz Sommer

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Foo Fighters<In Your Honor>The Best of You
最近読んでいる本:Gefährliche Geliebte  著:村上春樹
今日のニュース(毎日新聞):夫・妻・恋人の携帯チェックは許されるか

 
 なんと今週一週間、朝8時ー夜8時勤務することになった。昼休みの一時間を除いて、11時間立ちっぱなしだ。死んでしまうよ。理由は、休暇を取った人が凄く多いのに加え、病欠、忌引きで人がほとんど居ない状態に。。。なってこった。。。

 8時にお客さん達を放り出すように閉店し、私は一目散に家に帰った。すると、旦那さんの友達のルーカスが「Tanz Sommer」のチケットが余ってるのだけど、3人で一緒に行かない?と誘ってくれているらしかった。タンツ・ゾマー(英語でダンス・サマー)はインスブルクで毎年開かれるダンスの祭典。一ヶ月間に渡って、あらゆる種類のダンス公演があり、私たちが招かれたのは、若いダンサー達の公演だった。チケットは普通に買うと30ユーロ、5千円くらいするし、滅多にないチャンスだった。

 迷うこと30秒、翌日が休みだったこともあり、すぐにシャワーを浴びて着替えて、チャリに乗って出かけた。

 国際会議などが開かれるコングレスホールまで、10分で到着。会場は既にほぼ満員で、老若男女、着飾った人たちも居れば、サッカー観戦からそのまま来たような人たちまで様々だった。その夜私たちが観たのは、アメリカからやってきた12歳から18歳までのダンサー達で、学校に通いつつ、毎日4〜5時間の練習をこなし、自分たちで何ステージ分もの衣装を調達するためバイトもしつつという勤労学生だった。

 舞台はすばらしいものもあれば、あいたたなものもあった。凄い完成度と芸術性の高いものから、ショーン・ポールの音楽を使ったかなり痛いのもあった。ヒップホップなんてその辺の駅前で踊っとけ!と私は思っちゃうんですが、異文化理解、異文化理解。
そういえば、以前、壁へのスプレー落書きは芸術か否か、とか、フランス人の芸術家が巨大ペニスに注射針が刺さった作品を日本に送って展示してたら、日本の警察がやってきて、おむつを被せてしまったというニュースがあったりしたことを走馬灯のように思いだして笑ってしまった。芸術の範囲って線引きが難しいですねえ。

そんなことはともかく、でも、ヒップホップのダンスとショーン・ポールの歌に会場は大ウケ、大いに湧いてました。

 とにかく2時間の公演はあっという間に終わり、アメリカの若者達のダンスへの情熱に感動したのでありました。あんなにそろって踊れる為にどれほどの時間と労力を費やしたのか、ほんとに凄かった。
 
 ちなみに、ダンサー達(全員で50人くらい)のうち、男女比15対1くらいでやっぱり男子は少なかったですねー。でも、踊ってる男の子達はひじょーーにかっこ良くみえました。そしてほぼ99%白人だった。アメリカの勤労学生とはいえ、ダンスのレッスンに行かせたり、練習や舞台の送迎をしたり、海外公演まで自費でしかも親までついてくるのは、やっぱり中流以上の家庭の子弟なんだろうなあと思った。



 

Saturday, June 24, 2006

こんな罵倒に耐えられるか

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:New Order<waiting・・・>Krafty
最近読んでいる本:「私のイギリス あなたのニッポン」高尾慶子
今日のニュース(Yahoo!):「悪魔の詩」殺害、時効迫る


最近読んだ本(↑)の中で、印象的な一節があった。
在英暦ウン十年の筆者が外国人差別について書いた文。こんな感じの文章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外国人なのだから差別や嫌がらせやらがあって当たり前。自由意志でこの国に来た以上は、それは覚悟しなければならないし、それが厭なら日本に帰るしかない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 一年前に取得した在留ビザ更新のため、朝一番に市役所に行ったところ、すでに5組くらいの外国人が並んで待っていた。並ぶこと30分弱。我々の番が回ってきたので、私とアレックスは事務所に入り、テーブルに座った。
2人の係官のうち一人は顔色の悪い不機嫌そうなオバちゃんで、もう一人は30代前半のお兄さんだった。

 我々はおばちゃん係官の席につき、どんな書類が必要か一通り丁寧に説明してもらった。私は自分のことなのに、ぼんやり二人の係官の雑然とならんだ私物や写真を眺めて、その人達の性格やら仕事ぶりを想像していた。となりのお兄さん係官は、元々温厚で丁寧なタイプそうだったけど、要領を得ない言い訳をしつづけているトルコ人のおばちゃんを持て余して、キレかけていた。
 その日の我々の面談は10分程、必要書類の説明をうけてすんなり終わった。オバちゃん係官は「オーストリア人の旦那さんと日本人の奥さん」という<<なんの問題も無さそうな夫婦>>をスムーズに機嫌良くさばいた。

 3日後、全ての書類を揃えて、再び市役所にやってきた。私たちの次にトルコ人らしい家族が待っている。お父さんとお母さん、中高生くらいの3人の娘達。母親も娘達もムスリムのするスカーフをきちんと巻いていて、暑いのに肌をほとんど見せない服装をしている。
 事務室に入って、今度はお兄さん係官の席についた。お兄さんが提出書類を確認している間に、さっきのトルコ人のお父さんが、オバちゃん係官の席に着いた。
 私とアレックスが、お兄さん係官の話をウンウンと聞いている間、隣の席からオバちゃん係官の怒鳴り声が聞こえてきた。例のトルコ人のお父さんは、ドイツ語がすごく上手という訳ではないようで、聞き返したり要領を得ないやりとりが係官の気に障ったらしい。

おばはん係官:「・・・・家族を中に呼びなさいって言ってるのよ!!あなたの家族!」「それから、あなたの家族で、あなたよりマシなドイツ語話す人いるでしょ?!その子呼んで!!」

「それにね、あなた(お父さん)オーストリアのパスポートもってるんでしょ?ってことは、あなた仮にもオーストリア人なのに、そんな程度のドイツ語しか喋れないなんて、恥ずかしいですよっ。これからはそうはいかないからね。ドイツ語検定が義務づけになるんですから」云々。。。。
 


 あまりの驚愕に私もアレックスも言葉を失い、顔を見合わせた。心無しか、お兄さん係官も私たちが隣席の様子に驚愕しているのに気づいて、動揺している。それは、彼が私たちに接する態度を益々丁重にしたことからも明らかだった。

 オーストリアで生活して、ドイツ語を習得することに苦心している私には、まるで自分が罵倒されているような気がして、今でも彼女が吐いた言葉や声音を鮮明に思いだせる。

 私はあのオバちゃん係官だけが悪いとは思わない。たしかにココに何十年と住んで、仕事をして、国籍までもっているのに、ドイツ語がおぼつかないというのはマズい。


 しかし、ここまで面罵する権利があのおばはん係官にあるのだろうか?


絶対、無い(怒)
彼女の言葉や態度の端々から、自分を苛立たせる外国人を心の底から軽蔑しているのが分かる。ましてドイツ語が話せない外国人ときたら、論外なのだ。
しかしながら、ああいう人間が現実に存在するということを知った今、あんな人間に罵倒されないように、いや、彼女の顔に唾液を飛ばしながら罵倒し返せるくらいに努力するしか無い。

そして、改めて、「現地人の夫」と「日本国パスポート」に守られてのほほんと暮らしている境遇を省みることになった。自分は「移民」ではない、という思いがどこかにあるのだ。この国における「移民」という言葉のもつ悲壮感を、私が彼らの100分の1程も実感として味わったことが無かったことに気づいた。

Thursday, June 08, 2006

もうすぐWM

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:The Strokes <First Impression of Earth>Juice Box
最近観た映画:「X-men」
気になるニュース(スポーツ報知):「福沢諭吉のチョビヒゲが動かぬ証拠


 5月末から6月最初の一週間は怒濤でした。6月一日から夏期勤務プランとなり、ときどき朝9時から夜8時までの10時間勤務が入ってきた。普通に事務で10時間なら平気だけど、10時間立ちっぱなしってのは、かなりつらいです。油断してると足の親指先が麻痺してくる!やばい。
 でも夏プランは一日の労働が激務になる為、週休3日制となり、まだ救いがあります。最近は日本人のお客さんも随分多いので、夏が来たなーと感じます。

 しかし、、、外は夏の陽気とはかけ離れて、ここ1週間以上、ずっと雨。平均気温10度。。。寒いよ。今も冬物の上下、毛糸の靴下、毛布の膝掛けしてます。なんだこれ(怒)
おかげで昨日今日と風邪気味です。

 さて、先週はなんだかいろんなのことが立て続けにありました。なかでも、こちらに来てから一番仲良くしていた台湾人の友達が、旦那さんの転職でウィーンに旅だってしまいました。仲良くしていた友達がみんな集まって、最後の食事会をしましたが、帰り道に悲しくなって涙がちょちょぎれてしまいました。
 海外で気のおけない友達を作るのは、本当に難しい。知り合いの日本人も何人か居るけれど、日本人だからという理由だけで、本当に親しくなるのはほとんど不可能だ。

 さらに、先週末はアレックスと妹のカローラと3人でリンツまで足を伸ばしました。電車で片道3時間半。渡欧してから一年半近くにもなるのに、まだアレックスのおばあちゃんに会ったことが無かった。このおばあちゃんは87歳。お母さん方の祖母。そしてその娘夫婦に迎えられ、一泊2日の滞在をしました。タダでさえ分からないドイツ語にリンツ訛りが混じり、ちょっと苦戦しました。。。おばあちゃんはもの静かで、あまり話はできなかったけれど、とても優しく迎えてくれました。おばあちゃんは二匹の鴨と二匹の亀を飼っていました。鴨も亀もそれぞれ立派な家を与えられて、日中散歩をして、夜はちゃんと家に入って眠っていました。亀は日中でも雨で寒かったせいか、引きこもりがちでした。

 今日は一週間半ぶりに少し太陽が顔を出してます。早くワールドカップ観たいな。夏が来ないかな。
 

Sunday, May 28, 2006

韓国語と中国語

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Cold PlayYellow
最近観た映画:X-men
今日のニュース(Yahoo!):「FIFAが百万泊キャンセル 独


 いよいよ夏がやってきたことを痛感します。それは天気とか人々のファッションとかからでは無くて、仕事のシフトと買い物客の倍増から。

 最近特に多いのは、おなじみの中国人と韓国人。前々から、仕事と趣味の両面で中国語か韓国語をちょっと勉強したいなあと思っていたのだけど、最近はどうも韓国語モチベーションが高まってます。(ドイツ語はどうしたって感じですが、もうそのことは忘れたい。)

 私の一番中の良い同僚は中国人と台湾人なので、私としても中国語をやりたいのだけど、どうもあの発音は難しすぎる。。。しかも全然通じないよ!
それに比べて業務上片言でならった韓国語は発音もしやすいし、ちゃんと通じるのだ。
 それに韓国の人は、日本のお客さんと「買い物態度」が似ていて取っ付き易い。


やっぱり韓国語やりたいなあ。今度日本に帰る時は韓国語のテキストを買おう。

Thursday, May 25, 2006

休みぼけから回復

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Arctic MonkeysWhen the Sun goes down
最近読んでいる本:王妃の闘い/ヘンリー八世と6人の妻たち
今日のニュース(Yahoo!):「男性救助せずエベレスト登頂



 4月にしばらく日本に帰った。
一生の思い出になる、暖かく楽しい結婚式ができました。














 食事会と式に着てくださった、家族、親戚、友達の皆様、ほんとにありがとうございました。


 ブログもまた更新を再開しますので、よろしくー

Saturday, March 18, 2006

リハビリ

現在の気分:★★☆☆☆
現在の音楽:Kaisar Chiefs<Employment Mondern>Way
最近読んでいる本:Moon Palace  著:Paul Auster
最近観た映画:「ミスターベースボール


 数週間前にふらっと本屋に入って買ってしまったポール・オースターの作品を読み始めた。すごい面白い?かどうか分からないけれど、ヒマさえあれば読んでしまっているあたり、やっぱり彼の作品はとってもすばらしいです。これもブログをサボる一因だなあと今気づきました。

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 さっき、テレビで「ミスターベースボール」という日本がらみの映画がやっていて、アレックスがどうしても観たいというので、一緒に鑑賞した。92年アメリカ作品。スランプのメジャーリーガーが、アメリカでの引取先もなく日本で中日ドラゴンズ(!)に移籍。自己流を貫こうとするアメリカ人と星野監督そっくりの高倉健監督、チームメイト達の葛藤と友情。

 映画はかなりB級です。チャーリーシーンの出てたメジャーリーグと見せ場が同じというのも、なかなかガックリです。
しかしながら、高倉監督がかなり面白かったこと、観客やスタジアムの雰囲気がかなりリアル、名古屋ローカル情報も小出しになってて(CBCの「がんばれドラゴンズ」も本物)、突っ込みどころ満載です。あの当時を思いだしたい方は是非ご覧ください。もちろん球場は名古屋ドームではなく、あのちっこい名古屋球場です。。。でも貸し出しビデオがいまも存在するんだろうか。映画情報サーチでページを発見しましたが、写真が無い。映画に対する投稿コメントがまたローカルで面白かった(球場の撮影でエキストラやった人のコメントとか。泣ける)。

 いつもこっちで日本がらみの番組や映画をみると、なんとなく居心地が悪い。自分の声を録音して聞かされているような気持ちの悪さ。

Saturday, February 25, 2006

オリンピックの過ごし方

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:KT Tunstall<Eye To The Telescope>Suddenly I see
今日のニュース(Yahoo!):「皆川4位、佐々木は途中棄権


 トリノオリンピックも終盤ですね。荒川選手の滑りに不覚にも涙がちょちょギレてしまいました。ちなみにオーストリアでは、フィギュアスケートに対して全くと言っていい程感心が無い。テレビ中継もユーロスポーツ(ケーブル)でかろうじて観る事ができた。

 海外にいる間にオリンピックが過ぎてしまうとかなり寂しいものがある。楽しみにしている競技は大抵観られない。国によって、強い競技、人気のある競技ははっきりと異なっているので、日本人が金メダル取ろうが、全く関係ないのだ。当たり前だけど。

 2000年、シドニー五輪の時はモスクワにいた。マラソンや柔道、野球なんかはもう絶対に中継なんかしてくれない。やってても自国の選手が出てる間だけ中継する。

 今回の荒川選手がほんとに金メダル取っちゃった後、「ああ、日本じゃ今頃、新聞の号外が刷られて、朝には駅で配られるんだろうなあー。」とか「世間じゃ大騒ぎだろうね」とか、感動と寂しさで悶々として木曜の夜はちょっと寝付けなかったです。

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 オーストリアにとって今年のオリンピックは「ストレスの溜まらない」すばらしいオリンピックになりそうである。特にアルペンスキーは、日本にとっての柔道と同じで、お家芸。問題は、実力があるのに、一発勝負の大舞台にわりと弱いというオーストリア人の体質だ。そういう意味では、今年は、強運と実力者が実力通りの成績を収めて、オーストリア人のプライドを大いに満足させているらしい。

 私も滑降やスラロームやジャンプやらのW杯をテレビ中継で観る回数も増える。毎週毎週観ていると、上位入賞組の名前や顔は覚えてしまう。そうしていると、不思議な事にオリンピックに対する有り難みが薄れてくる。オリンピックは一発勝負であり、W杯で各地を毎週転戦している選手達の実力というのは、オリンピックではかなり見え難い。それはそれ、これはこれ、ということになる。

今日のスラロームでも優勝候補一番手のロッカ(伊)は転倒、複合で優勝したリガティ(米)をはじめ、たくさんの選手がコースアウトした。そんな中でも、日本の選手の皆さんはとてもいい成績を残したと思う。皆川選手の4位、湯浅選手の7位はほんとにとてつも無くすばらしい成績だと思います。

 その皆川選手の上の3人は、全員オーストリア選手という異常事態です。彼らの高いお鼻が一層高くなってしまいそうで、かなり厭です。佐々木選手がんばってやつらを止めてくれ!!そうじゃないとアレちゃんに「せいぜい冬だけ盛り上がっとけば」などと捨て台詞を言ってしまうよ・・・
 

Tuesday, February 21, 2006

おさかな天国

現在の気分:★★★★★
現在の音楽: Nine Inch Nails<With Teeth>The Hand That Feeds
今日のニュース:なし


 久しぶりに、仕事帰りにカロリーナ(中国人)とエミリー(台湾人)と3人でイタリアンレストランに行きました。
前菜:小魚小エビのフライ山盛り
パスタ:魚介のトマトベースパスタ
メイン:ヒラメのグリル焼き、白ワインソース添え
デザート:パンナコッタ、ティラミス、カラメルプリンを3人で山分け
このお店のオーナーは、月曜に山を越えてイタリアに戻り、新鮮な魚介類を仕入れてくるので、火曜日は鮮魚狙い目だよ!という、他の中国人同僚のアドバイスに従い、魚に飢えていた我々3人は、そのレストランに急行したのでした。
すごい美味しかった。小エビとかまだ生きてたしー ヒラメも上手に焼いてあったしー 再来週にもう一度行って、今度は鮮魚の塩焼きにする予定です。でへへ。

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 今日は、会社から春・夏コレクションのアクセサリーが販促物として支給されました。女性社員は一人につき2点、新作コレクションから気に入ったものを選んで、注文します。
 しかし、これが選ぶと言っても、カタログに小さく映っている写真の、そのまたコピーを見て、5分以内に決めなければならない。しかも、イライラしながら待っている上司の目の前で、急いで決定するため、当然、実際の商品が来てから、当たり外れが判明する。
 私はちょうどその日風邪で休んでいたため、そのような緊張状態は免れたものの、上司が私の為に適当に選んでくれたらしく、今日のその日まで一体何が届くのやら分からないという状態で、わりと恐怖しながら待ってました。
 当然ながら、春/夏新作コレクションというと聞こえはいいですが、「これは勘弁してくれ!」というのがいくつか、ある。こんなの(オリンピックのメダル並に巨大)や、こんなの(ヒゲ?)。
 割とセンスの良く無い上司が選んだので、最悪の事態を覚悟していたのですが(タダだから文句言えない)、意外にも欲しいなあ〜と思っていたもの(ネックレスブレスレット)が来て、一安心。
 

Monday, February 20, 2006

渡欧から一年

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:The Strokes<First Impression>Juicebox
今日のニュース(Yahoo!):「領事館員自殺、女性問題でつけ込まれる
残留孤児二世の日本人男性 中国で7年服役「外務省の依頼で・・・」」 

 
 この事件、私は単純に「なんてC国は狡猾な手を!」なんて驚いていたんですが、2番目の関連記事を読むと、世の中そんなに単純じゃないんだなーと思います。情報は多面的に読んで行かないとだめですね。結局それも提供側に依存しているのだけど。

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ところで、前回、大御所への復讐計画についての記事で、皆様からすばらしいアドバイスというか、コメント/メール頂いて感激しております。というか、一緒に復讐の妄想を膨らませて頂いた事に感謝します。非常にウサが晴れました★
大御所にはもうすでに恨みの気持ちが無くなってしまいました。ただただ危うきに近づかないようにしているだけです。父親からもメールで「反面教師」と思って前向きに、周りに気を配ってよく動き、他者への思いやりを大切にしなさいと言われました。ううう。そうだー がんばるぞー

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2月18日。こちらに来てから、早いもので一年経っちまいました。どうしましょう。あまりに変化が激し過ぎて、必死だったけれど、なかなか充実した一年だったようです。18日は記念にアレちゃんと二人で食事に行きました。4つ星ホテルのレストランで、私は鴨肉のロースト、アレちゃんはエビの中華風を食べてご満悦、、、といきたいところですが、なんだか急に日本を離れるまでのいろいろを思いだして、悲しい、というか、切ないというか、無性に元気が無くなってしまった。これがホームシックというものだろうか。

Wednesday, February 15, 2006

その後/怒りの持続力について

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:The Arctic Monkeys
今日のニュース:「オダギリ映画 辛口観客も満足


 先日、「明日に続く」と書いたものの、仕事が連チャンで全くかけませんでした。失礼しました。ところでその後、あの件に関してはかなり頭がクールになってきました。とはいえ、他人に対してあんなに腹が立ったのは、ここ10年でナンバーワンです。ナンバー2は思いだせませんが。


自慢ではないですが、割とあっさりした性格なので、恨みやつらみは年月が経つとあっさり忘れてしまうようです。大御所が退職するまでに復讐する!と誓ったものの、ああでもない、こうでもないと考えたり、友達と話したりしているうちに気持ちが落ち着いてしまって、一ヶ月後まで怒りパワーが持たないかも・・・。下手したら、一ヶ月ですっかり忘れてしまいそうです。

 まあ、復讐なんていっても、なんのプランも無いです。仕返しの対象物は本人かロッカーくらいなので、難しい。靴に画鋲を入れるなんていう古典的な嫌がらせは(一瞬考えたけど)ありえないし、純粋に時間の無駄ですね。後頭部に卵をぶつけて逃げるという妄想をして、ニコニコしてましたが、こちらもすぐに足がつきそうなのでムリですね。でも、マイナス13度で後頭部に生卵ぶつけられたら、つめたーーーい卵が背中に流れて・・・たまら〜ん。

 一瞬私がホントにやるんじゃないかと思った方もおられるかもしれませんが、大丈夫です。たぶんやりません。結果的にはさらに集中的にドイツ語を勉強して、会話力がかなり向上するという良い結果が先行しております。(それはそれで大御所の思うつぼみたいで、非常に居心地悪いんですが。)

 なにか良いアイデアがある方は是非教えてください(爆)

Saturday, February 11, 2006

Old Hard Bitch

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Chemical Brothers<Galvanize>Surface to Air
最近観た映画:「Butterfly Effect」★★★★☆
気になるニュース(Yahoo!):「東証、ライブドア株上場廃止も


 映画バタフライ・エフェクト、割と面白かったです。主演はアシュトン・カッチャー。タイトルは、蝶の一瞬の羽ばたきが、南米のどこかで嵐をおこす可能性/全く無関係に見える事象の偶然の連鎖が、大きな帰結を生み出すカオス理論から来ている。主人公が自身の過去を少しだけ変える事によって、10年後の自分と周りの人間は全く違った帰結を生み出し、どうのこうのと言う話。途中で一瞬ダレたけど、割とテンポ良くて、重すぎず・軽すぎず。

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 前回、会社でいろいろ言語的問題とそれに伴う鬱憤が蓄積する〜というネタを書きましたが、先週末日曜にさらに凄いブローに晒されました。昼休みに仲良しのカロリーナ(といっても中国人)と楽しく「英語で」お喋りしておりましたところ、突然後ろの大御所的なおばはんが
大御所:「カロリーナ、あなたすごく上手なドイツ語喋るのになんで英語なんか喋ってるの?」(←もう、この時点でかなりの嫌み炸裂)
カロリーナ:「ワカコと喋るときは英語の方がスムーズだから・・・」
大御所:「ここはドイツ語を喋る国なの。だからAch, so(へえー、のような相づち)だけドイツ語じゃなくて、全部ドイツ語話すべきなの。云々。。。」

延々と私への嫌みが続く。全部聞き取れているのに、言い返せない。技術的にではなくて、思考が停止してしまったために。
あまりの強烈な顔面パンチによろめきつつ、休憩室を後にして、情けなくも公園で泣いてしまった。だって、中国人同士は中国語で、タイ人はタイ語で、インド人はインドの言葉で楽しくお喋りしてて、なんで私だけ顔面パンチ?
 昼休みのフリータイムくらい友達と楽しくおしゃべりするのにドイツ語を強要されるなんて、あまりに理不尽である。少なくとも私は仕事中は一切ドイツ語でがんばっているし、学校だって通っている。

確かに私も100%ドイツ語で通した方が良いのは分かる。大御所にも一理ある。が、モノは言い様だと思う。大御所は私とは全然接点が無い。ただただ突っ込みがいのある新人の鴨が、ネギ背負って歩いているところを、暇つぶしに石ぶつけたと言う感じである。それが思いやりから、同僚を発奮させる為に言ったものでない事はあまりに明白だから、腹が立つ。

明日につづく
 

Wednesday, February 01, 2006

モーツアルトは金づる/その弐

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Fürst Igor<Radio Symphony Orchester>Opernchöre
今日のニュース(Yahoo!):「最低映画選ぶラジー賞候補にクルーズ


 先日のモーツアルト250年祭の時の話し。
あるスーパーのチラシで、モーツアルト記念商品特集が組まれており、定番のモーツアルト・クーゲルチョコレート(ボール状のチョコ、お土産だけでなく、地元の人たちもわりと食べる)、チョコレートドリンクやブランデーなどなどいろいろ載っている。この辺はわりとよく見かける。
しかしページを繰る度にだんだんセンスの欠片も無さそうなものが出てくる。モーツアルト・ハム、モーツアルト・サラミ。モーツアルト・クヌードル(団子)。。。。金儲けって恐ろしいですね。

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ユニ・ボール(インスブルク大学機構主催の舞踏会)のネタは、友達から写真が届かないため、後日ゆっくり載せる事にします。
舞踏会。。。。というより巨大な卒業ダンスパーティーと同窓会が一同になってるという感じでしょうか。想像よりも軽い?感じでした。やっぱり学生がかなりの割合なので、音楽も服装もラフな感じになってます。本場はやはりウィーンなんでしょうねえ。

Saturday, January 28, 2006

250歳、おめでとう

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Garbage<Bleed Like Me>What do you love me
気になるニュース(Yahoo!):「FIFA ジーコより先に平山選ぶ」

 
 昨日1月27日はモーツアルトの誕生日でした。オーストリアを代表する天才音楽家の誕生日とあって、サルツブルクではムーティを招いてコンサートがあっ たり、ウィーンでもたくさんイベントがあったようです。あとは土産物店でも「モーツアルト生誕250年記念」と銘打って、いろんな商品が出てました。私の 勤め先もご多分に漏れず、です。まさにモーツアルトはオーストリアの金づる。新聞の挿絵も、体をローラーで挽かれて、口から金貨を押し出される、疲れきっ たモーツアルトが描かれておりました。

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 今晩は、これからUniversitat Ballという舞踏会にいってきます★オーストリア国内では2番目の規模で、一晩で5〜6千人くらいの人々が参加するそうです。政治家やら経済界の人々や ら学生やらいろんな人が集まる、まさに社交場。みんな相当気合いを入れて着飾ってくる。安物の店も高級店もこぞってBall用のドレスや小物を並べてい る。
昨日は勤め先のクリスタルギャラリーに、見るからにリッチそうな母娘が来店して、Ball用にダニエルスワロフスキーのハンドバッグ1060ユーロ(15万円くらい)を買って行った。あんな何にも入らないバッグに15万て、アホかっ!

Ja, aber

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:The Strokes
最近観た映画:チャーリーとチョコレート工場
今日のニュース(Yahoo!):「フィルム撤退の波紋広がる


 この映画、つまんなかったなあ・・・ストーリーが。

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 火曜日の夜は勤め先のギャラリーの全社員を対象に、ミーティングが開かれた。昨年度の総括と今年度の目標、さらに社員と本社管理職の対話の場が設けられ た。仕事が終わって、6時半から近くのホテルに移動し、カナッペなどの軽食と飲み物が振る舞われる。なんだか知らないけど、みんなやたら着飾っていやが る。なんなのよ。毛皮のコートとか来てくるんじゃないわよ。(私はスノーブーツに制服のまんまというこの上なくダサい格好)

 それで、、、内容は、昨年度一年の店の売り上げが何パーセント伸びたとか、どこの国がどれだけ来店したとか、伸び率はどこが一番高かったとか。。。。そ して、Drなんとかというギャラリーの責任者が、今年度のコンセプトやら、どのアーティストとコラボして、どんなインスタレーションをするとか、分け分か んないことをたくさん聞きました。1時間後、プレゼンが終わった頃には眠くて目が真っ赤。隣の同僚も目が真っ赤。
 
 そのあと、事前にアンケートが配れていて、社員の要望や改善提案などが発表された。社員が挙手で発言する。最初の提案は、制服の変更だった。今は、夏も 冬も関係なく、ネズミ色のスーツ。「一年中、よどんだ色の制服では印象が良く無い。襟元のカットが悪いから、肝心のアクセサリーが奇麗に見えない、、、」 云々。あとは、店内の空調(湿度が40%以上と決められているのに、21%しかない!)とか、昼食代の補助(現在2、20ユーロ/1労働日)が少なすぎ る!とか、午前と午後の10分休憩を不当に延長している輩がいる!というしょぼすぎる告発まで、熱い議論が戦わされ、かなり盛り上がった。これは個人の感 情が剥き出しになる場面もあり、見ている分には楽しかった。
 だいたい全ての論題において、Ja, aber(yes, but)という議論に終始して、実現可能性が低そう。

Monday, January 23, 2006

誕生日ウィーク

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:The Strokes<First Impression of Earth>Razor blade
今日のニュース(Yahoo!):「文科相 受験生におわびする


 センター試験て、かなり緊張したよな〜と懐かしく思いだした。ちょっとしたトラブルだって動揺するよね。人生かかってると思い込んでいたし。本番に弱い私にしては珍しく、センターの結果がよく、第一志望はA判定を貰った。
で、 その大学の本試に受験、合格できるはずの前期日程で不合格。滑り止めの大学に行く覚悟をして、あきらめ気味で受けた後期試験。英長文読解と論述の試験 で、「〜〜は○○だっただろうか。否、」まで書いて、時間切れで結論が全く書けなかった。「否、」の後に続く核心部分が書けなかったのだから、絶対落ちたわいと思ってたのに、合格通知が届いた。「否」の一言を書いて無かったら落ちたのかな。たぶん。紙一重。

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  先週は誕生日だった。日本の親友二人から誕生日プレゼントが届いた。そしていろんな人からメッセージを貰った。姉からも大量の食料品を贈ってもらった。 会社の同僚みんなからも、散々「誕生日おめでとう」と言われて驚いた。会社の同僚と中国式陰陽鍋パーティーをしたり、義母からプレゼントと行って、靴を買ってもらった。アレちゃんとお寿司でも作って、 ワインを開けて、のんびりエヴァンゲリオンのDVD見て終わりかなーと思っていたけど、思いがけず、この一週間は大忙しになった。内気で引きこもりがちな私には(嘘です。すいません)、みんなか らちやほやされて、ちょっと気疲れたのであります。でへ。
一般的に、友達を呼んでパーティーしたり、家族で食事会したり、クリスマス並みの大イベントのよう。人の誕生日は楽しいけど、自分のは・・・
 去年は変化の一年だったけれど、27歳の今年は落ち着いて、いろいろがんばります。・・・月並み。

Sunday, January 15, 2006

冬になると元気になる国

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:New Order<Waiting for the Sirens call>Krafty
今日のニュース(Yahoo!):「ジャンプ岡部、圧巻の3連勝


 土曜日は朝から買い物に行った。クリスマス後セールに仕事と病気で今年は全く買い物に行けなかった。いやがるアレちゃんを連行して、私は仕事用のセーター、化粧品を購入。彼には、フォーマルな靴とパンツ、ベルトを買った。というか、買わせた。

クリスマス前に積もった雪が、今週の晴天で頑丈な氷化し、ジリジリと屋根を滑り落ちてきます。時々、町中のビルの上から氷塊が「バコーーーンっ」と落ちて来て、死にそうになります。

我 が家は5階立てのアパートメントの最上階、南向きのバルコニーの上には、危険きわまりない氷塊がぶら下がってます。うちには害は無いですが、そのまま落 下すると2階、3階の洗濯干し用のヒモをぶっちぎって、下手すると人が負傷する可能性もあるので、アイスホッケー用のスティックで、慎重に慎重に削って行 きます。

部屋の外の眺め。スキーのジャンプ台が見えます。先週はWカップがあって、窓とテレビ中継を睨みながら楽しみました。
ジャンプ台から豆粒くらいの選手がジャンプするところまでは、窓から見て、着地だけは見えないのでテレビを見る。これはなかなか楽しかった。
 ウィンタースポーツは俄然盛り上がるこの国。毎週毎週、ジャンプやダウンヒルやらがTVでやっていて、みんな見ている。テレビのコマーシャルに出てくる有名人はかなりの確率で、スキーを中心としたスポーツ有名人だ。
クイズミリオネアの司会者だって、元スキー選手がやっている。昨日も、奥さんの買い物に付き合わされている男性陣が、電気屋の大型液晶TVの前でスラロームを食い入るように見ていた。

Saturday, January 14, 2006

休暇申請

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:ウィーン交響楽団<魔笛>pa, pa, papageno
気になるニュース(Yahoo!):「チンパンジーにネギ 風邪知らず


 明日からはネギ食で決まりだなあ。チンパンジーは生で食べてるから、余計に効果が高いんだろうか。どなたかネギを使ったおいしい料理があったら教えてください。

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 金曜の朝一番に、三週間の休暇申請を提出し、受理された。入社から6ヶ月経過してからしか休暇が取れないので、10月スタートからちょうど6ヶ月後の4月にとります。
 
 ほとんどの社員が年5週間の休暇を使い切る。すごいなあ。日本の会社に3年勤めて、有給使ったのは年/5日くらいかなあ。有給使うというよりも、振替休日さえ消化できなかったなんて、今から思うと凄い話だ。労組無い会社はつらい。

Thursday, January 12, 2006

くよくよしてたら身が持たん

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Cold Play<Parachutes>Yellow
気になるニュース(Yahoo!):「メッカ巡礼、300人以上が圧死


 メッカ巡礼は毎年このくらい死者が出る、と書いてあるんですが、じゃあ来年からは転倒・圧死防止のため、こういう対策しましょう。という話にはならないんだろうか。絶対ならないだろうなあ。。。不思議。

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 今日から病気休暇明け(7労働日も休んでしまった。。。)、絶好調でスタートしました。でも昼過ぎあたりから腰に来て、おやつの時間にはもう足が麻痺してきました。でもテンション高く、楽しく乗り切りました。

ランチ: 昼はビュッフェ形式の中華料理店に行って食べた。いつもながらランチ難民で満員。アヒル肉の野菜炒めも既に無くなっていた。ランチとドリンクで9ユーロくらい。1200円。高い。

お 稽古: 夕方6時に仕事が終わって、マクドナルドでチーズバーガーを買ってすぐに、ドイツ語のレッスンに走る。今日はメンバーの都合で、45分繰り上げ スタートした。病気謹慎中、ドイツ語たくさん勉強したせいか今日は珍しく優等生だった。イラン人アラシュ氏が順番を無視して、すべての設問に応えようとす るので、いつもながらイライラした。そういえば、前の学校でもトルコ系の学生は順番無視当たり前!だったけど、あの辺(中東)はそういう風土?

浮 かない話: 繁忙期が過ぎたので、社員教育の授業が始まった。今日は心理学の先生を呼んで、コンフリクト・マネジメント=対人葛藤の対処方法をやったそ うな。明日も接客とか商品についての授業が予定されているが、私の名前は登録されていない。週半ばまで病欠してたからってのもあるけど、やっぱり私のドイ ツ語力を考慮して、登録されてないんだよねー と思う。 来年まで御預けですか? 午前中はかなりくやしい思いをしたけど、午後からなんだかどうでも良く なって来た。
最近、嫌な事を素早く消化(忘れる)癖がついた。

Tuesday, January 10, 2006

けがの功名?

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:The Chemical Brothers<Push The Button>Surface to the Air
現在読んでいる本:Stern 雑誌
気になるニュース(Yahoo!):「香港ディズニーランドの経営者更迭


日本語本の在庫が切れました。最後に読んだのはエヴァンゲリオン7巻(マンガです。綾波レイのフィギュア付き)です。一緒にベルリン旅行した真紀ちゃん が、クリスマスプレゼントに贈ってくれたものです。が、7巻だけあって、続きが腸気になりだした。結局、アレちゃんが私に無断で、既に新世紀エヴァンゲリ オン1〜4DVDを注文していたことが判明。50ユーロ。微妙。結局続編全部買う羽目になる気がする。

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 今朝はかかりつけ医に行ってきました。「月曜に来い」と言われていたので。これで医者にかかっていなかったら、迷わず会社に行ける程、絶好調なんだけど、やっぱりまだだめなのかか。

 月曜の朝9時に行ったら、既に小さな待合室は満員で結局一時間半待った。体調は良好。喉の状態も良い。水曜日までは自宅療養ということになった。水曜の 朝にもう一度、CT/レントゲン医のところで肺と顔面?の写真を撮ってから、かかりつけ医で最終診断書を貰い、完治していれば木曜にも会社にいける★

 昨日、同僚に電話したら、幸い?ギャラリーはかなり静かで、立ったまま寝ちゃうくらいだから、焦らずゆっくりしてた方がいいよ。と言われた。良いような悪いような・・・

 暇で暇で、テレビばっかり見ていた(勉強しろっ。て感じですね)、この一週間でちょこっと語彙力とリスニング力がついたような気がする。テレビ垂れ流しというのも悪く無いかもしれない。医者に行くのも会社へ病欠の報告するのも慣れて来た。

Saturday, January 07, 2006

新年早々

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Depeche Mode <Depeche Remix 81...04>Enjoy the Silence
現在読んでいる本:上機嫌の作法
今日のニュース:東アジアで大雪

 
 新年早々、年末から長引いていた風邪がついに、小型肺炎となってしまいました。最低のスタートであります。1日に山から降りて、2日に病院で血液検査とX線写真を撮る。3日の朝起きると調子が良さそうなので、張り切って会社に行くも、2時間持たずにダウンしてしまった。

上司には「しっかり完治してから仕事に来なさい!5分おきに病気になってたら、会社にとってもあなたにとってもロスでしょう。意気込みは買うけど、医者が良いと言うまではしっかり休みなさい」

と言う意味のことをピシャッと言われました。
痛。
はい、その通りでございます。というわけで、医者の言う通り1週間は休みになりました。また月曜に医者に行くのだけど、もう家の中ではピンピンしてます。早く仕事に行きた〜〜〜い。
 

Tuesday, January 03, 2006

オーストリアで年越し

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:Cold Play<X&Y>Fix You
現在読んでいる本:エヴァンゲリオン7巻(15分で読了。)
今日のニュース(Yahoo!):みの「非力を嘆いております」


 こちらでの年越し。日本は仕事納めがあって、3本締めなんかして、大掃除もして、年賀状も書いて、紅白やらK−1を見て、3が日はのんびりして、初詣にいって・・・
な んてものは一切無い、なんともあっさりした年越し。なんかあまり感慨がありません。1月1日は祝日で休みだけど、2日からは全て通常通り。こちらでは大 晦日の夜をシルベスターと言って、花火を打ち上げて、ゼクト(スパークリングワイン)を開けたりといろいろと華やかではありますが、なんだか一日限りで ちょっと寂しいです。


で も今年のシルベスターはラッキーなことに、仲良しの中国人の同僚が、ヒュッテ(山小屋)での年越しに招待してくれたのです☆ 彼女の旦那さんはオーストリ ア人ですが、彼が上海で仕事していた時に出会って、結婚。今回は彼の上海時代の同僚達9人(主にドイツ人)が集まって、私とアレちゃんが二人加わって、総 勢11人で山小屋に向います。海抜900メートルくらいまで車で行きます。
そこから延々と登る。


1時間半くらい登って、いったん中間の山小屋でレモネードを飲んで休憩。
途中、向かいの山で雪崩が起こったのを目撃。奇麗だった。



2000メートル近くでようやく山小屋到達。。。あまりの空腹と披露と寒さで意識がもうろうとしてました。

山 小屋の一階は人で一杯。友達の旦那さんが頼んでいたアコーディオンとギターのおじさん達も登場。チロルの民謡を3時間にわたり、何曲も演奏。周りのチロリ アン達は老若男女大合唱している。2006年の0時を迎えるまで、この大合唱は続いて、とってもオーストリア度の高いシルベスターを贈ることができまし た。大満足。

年末は記憶喪失

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Franz Ferdinand<You Could・・・>Eleanor Put Your Boots On
最近読んでいる本:「波の上の魔術師」石田衣良:著
今日のニュース(Yahoo!):「年金不安で海外移住に拍車


 あっと言う間に年が明けてしまいました。。。もう12月20日あたりから記憶があんまりない。一体何してたっけ?あまりに忙しすぎて、ブログも全然更新してない。

  クリスマスは・・・とても良かったです。日本とは違って、オーストリアにはサンタクロースはいません。その代わりにクリストキンドルという天使?みたい なのが、プレゼントをツリーのしたに置いて行ってくれます。夕食が終わった後に、みんなでお互いのプレゼントを開けます。自分は家族の人数分プレゼントを 貰える代わりに、自分も家族一人一人にプレゼントを用意しなくてはいけません。・・・ちょっと面倒くさい。

 クリスマス翌々日の店は、ク リスマスプレゼントのサイズ交換・別商品への交換に追われました。みんな12月中考えに考えて、趣向を凝らして、「きっとこ れなら気に入るだろう!」と思って贈っても、以外と受け取り側は「え〜、こんなのいらない!」とか「サイズが違う!」とか「色が気に入らない」とかとにか くいろんな理由で返品交換することになる。(実際、アレちゃんの妹は、お母さんにリクエストしていたサンダルを見て「え〜、こんなオバちゃんサンダル履け ない〜!!!」と叫んでました。もうちょっと気を使えよ!と思った)

 でも、その場で白黒ハッキリするのは、かなり大事なことみたいです。
好みに合わないものはけっこうあっさり「今度店で交換してもらえる?」なんて話している。贈る側としては、相手が喜んで使ってくれることが一番大事なことなので、贈られた側も白黒すっぱり言っちゃうんだろうな。
 でもこれも相手との関係次第で、言えたり言えなかったりするみたいです。