Wednesday, August 31, 2005

チェコから帰国しました

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Garbage<Bleed Like Me>Why Do You Love Me
最近よく見るTVドラマ:CSI
今日のニュース(サンスポ.com):怒濤の比喩表現



サンスポ.com より
★「カトリーナ」の被害は、スマトラ沖地震の津波?60年前の広島?

・・・また、ミシシッピ州のバーバー知事は30日、航空機で被災地を視察した後「(原爆が投下された)60年前の広島がこういう惨状を呈していたのだろう」と述べた。
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★「小泉首相は非情な人。ヒトラーより、もっと独裁的な政治をしている」
・・・「ヒトラーより最悪だというのは、ヒトラーでも全権委任法を作ってから独裁政治をしたこと。小泉首相はルール無視だ」。さらに続けて「今回出馬を断念した議員や私たちは、小泉首相に政治的な毒ガス室に入れられたようなもの。私は生き残るがね」とまで口にした。
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慣れないMacを使い、写真をアップするソフトもインストールしてないので、チェコのすばらしい写真の数々もアップできない。ギギギ〜
とりあえず、帰ってきてちゃんと生きてます という報告。
ゆみ子さんの結婚式は、ほんとすばらしかった。しかもおもろかった。チェコ人があんな芸人度数が高いとは思わなかったよ。詳しくはゆみ子さんのチェコ生活日記
そして、写真がアップできるようになったら、旅の詳細もボチボチ書いて行きたいなあ。

ところで、意外なところでこの前の水害の影響が・・・
プラハまで乗り換えなし、8時間の夜行寝台を予約して、ぐっすり眠って半日プラハ観光だわい! 夜中2時半にインスブルク中央駅に向かった。何番線の発着かしら?と、アレちゃんと二人見つめる電光掲示板。

そこにはBUSの文字が。

電車乗りに来たのに、なんでバス?意味がよく分からず、立ちすくむ二人ではあるが、黙々と移動する他の乗客とともに矢印の張り紙に沿って進む。嫌な予感が・・・

そこには文字通りバスが待っていた。しかも観光バスじゃなくて、普通の路線バスが。ほぼなんの説明もおことわりも無く、バスは出発進行。この時点で分かっ たことは、「夜行寝台は2時間ほど遅れており、サルツブルクまで2時間半バスで移動して、そこから夜行に乗り換えです。」

サルツブルグ到着。乗り換え。
予定の夜行は?
忙しさに引き攣る駅員を捕まえて、我々の夜行がいつくるか聞いた。


3時間後じゃない。今よくわからんだ。次の電車でリンツまで行ったら?
状況なんも改善してなーい(すごい投げやりだったよ)


マジで。
寝台車でぐっすり計画がもろくも崩れ、リンツまでとりあえず移動。一時間半後、一睡もせずにリンツ着。朝6時半。リンツで、これまた仏頂面の駅員にプラハまで最短でどうやって行けるか、問い合わせる。

いつも感心するのは、アレちゃんはこういうとき心の中ではキレてても声を荒げたり、私みたいに全身全霊でキレたりしないのだ。他の乗客もそう。こんな中で も、発狂する人もなく、淡々と笑いながら次の電車まで3時間待つのだ。こういうとこは、とっても感心する。乗客がこんな感じだから、駅員さんも日本みたい に平謝りみたいなことは絶対しないんだー 「っていうか、しょうがないじゃん?」という開き直りですかね。それが原因かはわからないけど、トラブルで電車 が遅れることは、しょっちゅうある。良し悪しだなー。

アレちゃんは、リンツで3時間待ちと聞いたときはさすがに無言になっちゃったみたいだけど、私はすでにサルツブルクにつくまで に完全にキレ倒していたので、なんだか成仏しちゃったみたいに、安らかな気持ちで待ってました。アレちゃんが5ユーロもする一日遅れの日経新聞を買ってく れた。

リンツで3時間待ち、オーストリアの国境でチェコの電車に乗り換え。国境警察が私のパスポートにスタンプ押してくれた。電車のマークの入管スタンプ初めて見た★
さらに乗り換え2回でようやく夢のプラハ着。予定旅行時間8時間→12時間半。ほぼ眠らずに到着。しかも、つくまでに2回喧嘩したし。

でも、プラハという町、こんな悪夢旅行も粉砕する、すばらしい観光地でした。
プラハに行くというと、行ったことのある人達は必ず、「あそこはすばらしいよ!」と言い切る。その言葉はかなり説得力があり、実際プラハの町は私の期待を全く裏切らなかった。

Friday, August 26, 2005

今日からチェコへ

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:PC変更につき、音楽ソフトが無い
最近読んでいる本:「生きて行く私」宇野千代著
今日のニュース(Yahoo!):「あのチーズ食べに行こう」


今 日、郵便で「在外選挙のお知らせ」が大使館から届いた。<在外選挙人証をお持ちの方のみ対象です>と。私は持ってない (投票権はあるけど、大使館にて登録してない)ので問題外。投票したくても、ウィーンにある大使館まで6時間かけて電車で行きたくないのだ。疑問なのは、「今度9月に選挙があるけど、知ってる?選挙人証もってれば、投票の仕方はこうだよ」って親切な手紙 が、選挙人証に登録してない私のとこになぜ来るのか。選挙人証の登録者を管理してるのは、一体、誰なんだろ。。。
こんな親切なお知らせが、毎回選挙がある度にくるのかな。大使館て大変だよ。
くどいようですが、選挙権絶対行使派?!の私としては、今回投票できないのがとっても残念です。


現在、26日の深夜0:25。
私の使っていたPCがとうとう死んだようです。HDが逝かれた様子。英国から帰国してから、このブログを更新しようとする度、何度吹っ飛ばされたことか。

ところが・・・ふてくされて風呂に入っている間、アレちゃんが自分の買ったばかりのMac mini(セカンドPCとして使っていた)を私のモニターにつないで、使えるようにしてくれていたのだ。。。。

すばらしいです。感動しました。持つべきものは、パソコンオ○クな旦那様というものです。(って、この文章、翻訳ソフトで読まれたら爆死ですが)

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それはさておき、今日はこれからアレちゃんと二人、深夜2時半の夜行電車に乗って、一路、チェコ共和国はプラハに向かいます。プラハ在住のゆみ子さんの結婚式におよばれしているのです☆☆☆ 昼には、ついにチェコ人の旦那様、ロバート氏に会える!

式の準備で謀殺されているであろう二人に迷惑かけまくって、明日一日、プラハ市内観光に同伴させてもらうことになりましたー★(ほんとすいません。ゆみこちゃんのお父さん・お母さんもほんとすいません)


ゆみ子ちゃんは、私と同じの高校の同級生、私の出身に勝るとも劣らぬ田舎の出身、そして数年ぶりに再会してみたら、二人ともほとんど同じ時期に渡欧、結婚ということで、並々ならぬ縁を(勝手に)感じております。


ということで、今日から2泊3日チェコに行って参ります。日曜帰宅予定です。
それではさよーならー

Wednesday, August 24, 2005

帰国したら洪水だった

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:PC不調の為、無し(怒)
最近読んでいる本:「生きて行く私」宇野千代著
最近観た映画:「シン・シティ」


22日の夜、20時半にサルツブルグに帰国。アレちゃんと友達のルーカスが車で迎えに来てくれる。これから高速を飛ばして1時間半でインスブルク。二人は 「もうすぐ超大雨が降るからヤバイ」といって、高速を160キロで飛ばす。途中の南ドイツを経由していくのだが、そのあたりで少し振り出した。

雨はその夜から翌日の夜までずっと降り続いた。



朝、10時頃アレちゃんの電話で叩き起こされて、旧市街近くのイン川まででてみると、消防やら警察やらが川沿いの道路や橋を全部封鎖している。上の写真は、川が決壊寸前。。。
旧市街は川よりも低地にあり、川が決壊するとレストランやら土産物屋やら全部浸水するらしく、みんな店を閉めて、ドアのまえに土嚢を積んでいる。



私達の住んでるとこはそこから歩いて15分ほどの辺鄙な場所にあるので、洪水の心配は全く無かったけど、こんなひどい洪水になるとは・・・  今日(木 曜)もみんな、建物の中や駐車場に堆積した土砂を運び出したり、陸の孤島になったVorarbergの街からけが人やら旅行者を、ヘリで何度も輸送してい た。

Tuesday, August 23, 2005

Vフェス参戦②

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:i-Tuneを起動すると、PCがクラッシュする為、無し(泣)
最近読んでいる本:「生きて行く私」宇野千代著
最近観た映画:「シン・シティ」


イギリスの野外フェス。やっぱり一番怖かったのは「雨」。今年のグラストンベリーの悲劇のようになったら、台無しどころが溺死しちゃうよ。それが一滴も降らず、二日目なんかこの夏一番の日焼けした。ほんとにラッキーです。

今 回、我々のフェス参加最終目的は、やはりChemical Brothers。私が日本を離れる2月に、東京公演に行った。あれもすばらしかったのだけど、やはり本場イギリスのオーディエンスとともに、野外 フェスという大舞台でどんなステージが繰り広げられるのか、トムとエドの万歳見たさにイギリスくんだりまで来てしまった。。。 ちなみに、ケミカル兄弟は 二日目のトリ。同日同時刻のメインステージのOasisの裏なのだ! Oasisが見られんなんて、このプログラム組んだ奴、ホントに腹たつわ。



午後3時過ぎ。ステージ上はJET。「Are you gonna be my girl」とかビデオに撮った。も うこの時間帯は、暑さと人の多さで、JETも前の方行こう!!という気概が全く失せていた。



汚い。汚すぎですから。食べ物が散乱してて、うかつに座れん。
こ れは夜8時頃。地元バーミンガム出身のThe Streetsがやってます。アルバムがとても良い。Hip Hopという枠を超えて、かなり好きなんだけど、やっぱりステージは「Hip Hop」だった。エミ ネムの時と同様、ステージを見てしまうと「あぁ、やっぱ私ってヒップホップダメだわ」と思ってしまった。

そして最後の最後、Chemical兄弟。ほんとに、ほんとに最高でした。Alanisとともに完全に成仏できました。もうなにも思い残すことはございませんです。23時、予定時刻ぴったりに終了。

ライブ詳細情報はAlanisの日記へジャンプ

一番かっこよかったなーと思ったライブはFranz Ferdinandかなぁ。そして、あぁ、ほんとにイギリスではすごい人気なんだなぁと認識したのはKaiser Chiefs。大合唱だった。The Zutonsというバンド、知らなかったんだけど、ライブは物凄いかっこよかったので、アルバムを近々手に入れます。Goldfrappはステージから 10メートルと離れてないトコで観られて、圧巻。最も変わってるなぁとびっくりしたのがPolyphonic Spree。ステージ上のメンバーが2~30人位いて、新手の宗教のようだった。が、音楽自体すばらしかったので、文句無いです。

野外フェス、もう一度、もう一度、行きたいよっ!

Monday, August 22, 2005

Vフェス参戦①

現在の気分:★★★★☆
現在の音楽:The Kills    A real good one
最近読んでいる本:「生きて行く私」宇野千代著
最近観た映画:「シン・シティー


金曜の夜8時から、楽しみにしていた映画「シン・シティ」を観にいった。かっこよかったし、笑えたんだけど、余りのグロさに途中から脳が麻痺した・・・グロいのダメな人はやめたほうがいいかもしれぬ。
でも、一緒に見に言った友達6人の評価は、★★★★☆くらい。かなり好評。

映画の後、家に帰って暫し休み、午前4時起床。一路、電車でサルツブルク空港へ。そして9時のLyan airで一路、ロンドン・スタンステット空港に向かった。

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今回のエゲレス行きは、盟友Alanis師(イスラム?)との再開、そして二人でV-festivalに参戦。ブリットロック命の我々、Virginの主催する野外フェスには豪華なバンドがたくさん共演☆丸二日間、本場エゲレスで音楽付けです。



バーミンガムから電車で20分→バスでさらに20分でウェストンパークの会場(怒山ン中)にたどり着く。会場に向かう途中は全て、テントで埋め尽くされている。



合法のお薬屋さんもありました。みんなけっこうラリってた。合法じゃないモノを楽しんでる人たちもたくさんいた。で逮捕者も出てたね。



昼12 時からスタート。夜が更けるとともに大物が出演してくる。昼はあんましよく知らないバンドが出ているので、みんな気楽に芝生に寝転がって聞いている。朝の うちは芝生の上もきれい。。。初日は、日程も体力も余裕があるので、タダで配られてるビールを飲みながらDJテントでしばし踊りまくったり。4つのステー ジ間を移動しながら、つまみ食い状態でライブを観る。贅沢だわー

Wednesday, August 17, 2005

ベルリン捕囚

現在の気分:★★★☆☆
現在の音楽:Killers<Hot Fuss>Somebody Told Me
最近読んでいる本:「Monster」4巻 浦沢直樹
今日のニュース(Yahoo!):首相公邸「干からびたチーズ」実は仏産高級品


大阪の姉とのメールで、9月の総選挙どうよ?という話の中で出てきたネタ。
寿司も取らず、ビールだけ。つまみは干からびたチーズ。プンプン。怒る森前首相。前首相、寿司食べたかったんだよね。
スポーツ誌ネタのスケールの小ささに合掌。
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今 日、MTVでCranberriesのPVが流れて、ベルリンで撮影されていた!前々回のページで紹介し たあの恐怖オリンピックスタジアムも一瞬写ったのだ。行った場所がテレビに写るとうれしいもんで。。。で、すばやく・安くベルリン観光名所を押さえ る為、現地でツアーに参加することに。

下の写真で後ろ向きながら喋ってるおねえちゃんがツアコンのイギリス人。ツアー中、 私と真紀ちゃん が「先生」と勝手にあだ名をつけて(もちろん影で)読んでいたヒト。 クーポンつきガイド冊子(インフォメーションで無償提供)からツアーを選定。選択肢 は かなり多く、旅行者は自分の興味と時間の都合に合わせて選べる。個人旅行者には親切な街だなーと思う。



集 合場所に行くと、10分前で誰もいないではないか。しばし二人でうろうろしてしまったけど、時間ちょうどにようやくお姉さん到着。ツアーの説明後、ツアー 代回収 (1人12ユーロ→クーポン券使って8ユーロ)。参加者(生徒)は老若男女あわせて15人くらい。ぞろぞろ歩き出した。まるで中学生の社会見学み たい。

ツアー所要時間:4時間。 観光バスはどこ?え、まさか歩いてくの? まじで?
そ のまさかのまさか、街の観光地、4時間全 部歩い た・・・この恐怖ツアー、美術館や博物館の中に入っていくわけではなく、建物の前で「先生」がその場所の見所、歴史やおもしろい小話(これがほんとにおも しろいんだわ!)をいろいろ聴く。ベルリンを「いかに早く、数多くこなすか」ならこのツアー。

・・・ほんと疲れた。みんな歩くの超早かったし。私と真紀ちゃんなんて、もう競歩状態で、いつも先頭集団から離されて、オーストラリア人のおばちゃんたちとビリケツ争いしてたっけ・・・(遠い目)



2 時間たった頃から、もうかなりダレてしまって泣き言をいう私を、真紀ちゃんはいつも励ましてくれたね。ツアー後半、若い女の子が鼻血出して15分くらい中 断したり(鼻血出してくれてありがとう)、おばちゃんたちがはぐれた!ってみんなで待ってたら、のんきにスタバでマグカップ買ってきてるし。世界中どこで も売ってるやつ。

もう、このとんちんかんツアーはいつまで続くんだい?と思った残り一時間。私はもう放心状態でいつバックレようかと考えて いたけど、その時は真紀ちゃんも相当放心してたね。  写真はツアー最終地点。マルクスさんとエンゲルスさんの、なんとも「東」な銅像をバックに記念撮 影。いろんな意味で楽しいツアーだった。
参加するツアーは吟味して決めましょう。

Sunday, August 14, 2005

野いちご狩りしたよ

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Gorillaz<Demon Days>DARE
最近観た映画:Trainspotting(テレビです)
昨日のニュース(Yahoo!):「在外投票」普及に苦心-登録率約1割



昨 日の深夜、眠れず(昼寝したため)、朝4時頃までだらだらとテレビを観つつ、マンガ「Monster」ドイツ語バージョンで勉強するフリをし つつ。。。。 そうそう、Trainspottingがやっていた。最後の30分くらいしか見られなかったけど、最後にレントンが仲間を見捨てて、一人金 を奪って旅立つシーンでUnderworldのBorn slippyがかかるといつも鳥肌立ちます。すばらしいエンディング・・・



Trainspotting といえば、90年代ブリットポップ!といえば、ドキュメンタリー映画「Live Forever」。 なんか中途半端な作品だっ たけど、ただ単に音楽を聴いていた高校・大学当時には 全く気づかなかった事柄が、当時の政治・文化背景まで含めて話が進行するうちに「あー、そういうことだったのね」と気づかされることしきり。保守党政権か らブレア率いる労働党に政権が移ったとき、オアシスのノエル・ギャラガーがあんなに政治に首突っ込んでたとは。

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な んかあのときのブレアさんと小泉さんがダブるんだなー。もちろん小泉さんは野党から政権奪取したわけじゃないけど、これまでの自民党政権のやり 方とは完全に違ってるので、改革者というイメージが強い。強い危機感を感じる。今度の郵政解散後の政界の動きもすごく早くて、9月の総選挙は今後の日本に とってかなり大事な選挙になりそう。

なのに。

投票が出来ない可能性大。

在外投票する権利(領事館で在留届出してから3ヶ月以上、当地に居住している)は発生してるんだけど、在外投票をするための選挙人証の登録は、領事館に直接出頭しないとダメだそうで。5時間もかけてウィーンまでいけませんよ~ 無念。
しかも、申請してから日本の本籍地の選挙管理委員から送られてくる在外投票の書類は、一ヶ月やそこらじゃ届かない気がする・・・とにかく今回の選挙は見送りかなー。 がっくり。


国外脱出してしまったけど、「憂国」の気持ちは一応あるので、ちゃんと選挙権は行使したいもんです。日本もトレスポのレントンのように明るい未来にむかって走り出さんかなー

Wednesday, August 10, 2005

大戦前夜のオリンピック

現在の気分:★☆☆☆☆ 本格的な風邪により撃沈2日目
現在の音楽:The Chemical Brothers<Come With Us>The State we are in
最近観た映画:スターウォーズⅥ 
気になるニュース:世界コスプレサミット


月 曜の冷え込みの中、街をふ~らふら歩いていたので、渡欧以来はじめて本格的風邪を引いてしまいました。微熱、鼻水、咳。。。。火曜は一日寝ていたのだけ ど、今日 になっても全く回復せず。。。とにかくつらいわー。寝てるだけもしんどいので、毛布に包まってブログを書く、書く。。。

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さて、ベルリン旅行の続き。
ベ ルリン好きの真紀ちゃんの意向により、初日最初の見物先は観光地とは全く関係なさそうなオリンピックスタジアムに向かった。そう、あのナチス治世のオリンピックです。
市の中心から20分程地下鉄 で移動。オリン ピック駅はかなり古くておどろおどろしい雰囲気。もう、期待通り。駅に着いた瞬間から、ここに連れてきてくれた真紀ちゃんに感謝。(駅前の写真とったんで すが、汚れ(私)が写ってるので掲載断念)   

そして、これがその、オリンピックスタジアム(写真下)。



第一印象   く、暗いよ。。。。怖いよ。 

このスタジアム、第一次大戦と重なる1916年ベルリンオリンピック用に建設。しかし、1916年は第一次大戦勃発によりキャンセルとなり、二度目の正直、1936年、ナチス時代のドイツにおいてオリンピック実現。

初・聖火リレー、初・テレビ中継と結構五輪史に残る大会だ。
ヒトラーが開会宣言し、観客10万人が「あの」右手を伸ばしたポーズをとった。

なんて暗すぎる歴史を思いつつ、スタジアム外周を意味無く俳諧。



スタジアム正面入り口の反対に、ベルリンオリンピックの成績が大きなコンクリート板に書かれている。自然とJapanの文字を探すと、結構ある、ある。
写真真ん中の 「マラソン42195m SON(選手名) JAPAN」  
よくよく見ると、JAPANの部分がやや白くなってるのが見えますか???

真紀ちゃんが、朝鮮併合してた時のだからじゃない? と教えてくれる。
なるほど。しかし、一度はKoreaに直されたのに、またJAPANに戻ってるのは何でだろう。暗い歴史は敢えて書き直さないことが良いということなんだろか。

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な お、彼の国籍は、五輪公式記録によると優勝当時の日本、ベルリン五輪記念スタジアムの記念碑はいちど日本からKoreaに変わるも、現在は日本に戻され ている。 米国ではカリフォルニアにある五輪歴代マラソン優勝者記念碑や五輪記録集などはKoreaと記載されている。 -Wikipedia



今のスタジアム内部は改修されて、ベルリンのサッカーチームのホームとなってるようです。キレイ。今度のサッカーW杯ドイツ大会でも活躍予定☆


後日談ですが、例のオリンピック選手名について。
孫基禎(ソン・ギジョン)氏 朝鮮併合時代の為、日本代表として出場。世界記録で五輪優勝するも、日本での評価に辛酸を舐めさせられたようです。88年、ソウル五輪で聖火最終ランナーとして登場。2002年他界。明治大卒。

やな時代だよ。

Sunday, August 07, 2005

行ってきました、Berlinに

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Kasabian<Kasabian>Ovary Stripe
最近観た映画:バトルロワイヤル2
今日のニュース(Yahoo!):ジミ・ヘン同性愛者装い除隊していた


ようやくベルリンから帰ってきました。写真はご存知、ブランデンブルグ門。前の職場の同期が、東京からわざわざ欧州まで遊びに来てくれた。ドイツ好き、ドイツテクノ好きの真紀ちゃんはベルリンにも3~4回来ているので、彼女の案内でいろいろ見られました。



街 を気に入った度:★★★★★満点です。アナーキーな印象。好きです。ちょっとモスクワを思い出す。きれいな街じゃありません。欧州中心国の首都とは思え ないほど、市中心部に崩れかかった建物や空き地、ロシアンアバンギャルド風の微妙に古い建物群、氾濫するスプレー落書きの数々。一方で完成したばかりのガ ラス張りの モダン建築など、破壊と再生で混沌としていました。イメージは、20年前で時間が止まっちゃったような、さびれた商店街。。。。そこにでっかいキレイな ショッピングセンターがぽつーんと建っているような感じですかね。

他の都市と圧倒的に違うのは、街をじっくり歩くだけで第二次大戦から東西冷戦対立の跡がグロテスクなほどはっきりと感じ取れること。それに加えて美術館、歴史資料館はかなり充実しています。



第二次大戦で、街の3分の2が破壊されたそうです。写真は原爆ドームのように破壊された姿のまま残っていて、かなり衝撃を受けました。他にも見所や小話は載せきれないほどあるんですが、絞ってぼちぼち書いていこうと思います。

私は、89年の壁崩壊から15年以上も経ってるんだから、街も完全に変貌してるんだろうと思ったのだけど、そんな予想とは全く違って、未だ道半ばの都市建設、社会主義時代の建物も「壊すべき」か、「保存すべき」か、「いや、壊す金ももったいない」とかいろんな意見があって、野ざらしになってたり。戦争の爪あとも東と西では処理の仕方も異なっていたり、モダン建築やショップがすごくたのしかったりと、見所がてんこ盛りのベルリン。かなりお勧めです。