Sunday, January 21, 2007

没頭できる趣味が欲しいの巻

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Strokes<First Impression of...>15Minutes
最近読んでいる本:「硫黄島の星条旗」


 周りにはいろいろ趣味を持っている人が居る。となりにはゲームにハマっているアレックスがいる。姉は子育ての合間にバレエを始めた。私の日本に居る親友は、料理が大好きだったり、音楽をやったり日本語の先生のボランティアをしたりしている。同僚のロシア人は、ジャズダンスを習いに行くと張り切っている。タイ人はヒマさえあればビーズアクセサリーを手作りして、プレゼントにしたりしてるし、レジ担当のオーストリア人は、音響マニアで日本から超レアの大型スピーカーを取り寄せたりしている。もう一人はガンマニアで、暇があったら射撃場でスポーツ射撃をやっている。中国人の友達は、オーストリアの伝統楽器を習っているし、資格試験の勉強と囲碁と尺八が趣味と言う台湾人も居る。

 私も「趣味は○○ですっ☆」とはりきって言えるものがほしい。それもここ最近欲しいのではなくて、もう趣味欲しい欲しいと言って、かれこれ2年になる。ながすぎるんじゃ!
 純粋に没頭できる、情熱を燃やして、楽しんで取り組める何かが欲しいんだなあ。なんだろう。楽しんで、というのがポイントで、今、趣味を自称しているドイツ語や韓国語学習は、正直楽しいというより苦しいもんね。
 やっぱり楽しく無いといかんよ。ロシア人と一緒にジャズダンスのクラスにでも行くか?日本ではニットが大流行とか聞いたけど、お裁縫系もやりたい気がするなあ。インドア派でネクラ派の私はやっぱりダンスより、お裁縫系だろうなあ。ハマる気がするんだ。でもテキストがドイツ語だとやる気まったくおこらん!!!日本で本買っときゃよかったか。とほほ。明日は休みだから、お店でものぞいてみようと思う。

Friday, January 19, 2007

帰国から、怒濤の日々

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Kasabian<Empire>Apnoea
最近読んでいる本:「父親達の星条旗」


 帰国して3日後に仕事に戻ったら、突然、いろんな仕事が待ち構えていた。私の仕事は、販売であって、一日が終わればハイおつかれさま、また明日ーという感じで、ストレスも一晩持ち越すような仕事の課題や考え事も何も無く、運動部のようなところだ。

 帰国したばかりで、煮詰めたお雑煮の餅のように溶けきった私の脳みそを、突然、神様が「おまえ、もっと頭使え。」といわんばかりに、つぎつぎに用事を小出しにしてきた。まず最初は、日本人のお客様のクレーム処理。先輩の日本人店員にも赤ペン先生をしてもらい、首尾よく一時間で仕上げた。

 その次は、日本人団体客用に会社の歴史や館内の案内等の説明をマイクを持ってしなければいけないのだけど、社内統一マニュアルが新しくなったので、日本語訳を頼まれた。これはA4で2枚のみ。ドイツ語から日本語に訳しおこすのは、良い勉強になると思って引き受けたけど、ちょっと難しかった。

 さらにその翌日、次の週に控えている本社でのプレスコンファレンスで日本人記者への英語ー日本語通訳を頼まれた。ただの通訳だけならできるだろうと思って、本社担当者と打ち合わせに入ったところ、1時間程度のプレゼンテーションを同時通訳する仕事も含まれているということが分かって、散々迷った末にやってみることにした。インスブルクには、独ー日はいても、英ー日同時通訳は一人も居ないようで、ウィーンから呼び寄せるか、私を使うかということだったらしい。

 通訳の訓練もしていないのに、同時通訳なんてできるのか?と思っていたけど、はたして、全くできなかった。(爆)

 本社での打ち合わせに通い、プレス配布用資料を一日前に入手して内容を全て頭に叩き込んでなかったら、全く太刀打ちできなかっただろう。幸い、二人の日本人記者はある程度の内容が英語で理解できるけど、細かい数字や聞き取れなかった場合にヘルプしてほしいということだったので、「同時通訳」ではなく、あとで私が細かく内容を説明するというスタイルをとった。

 一日目の山場、社長とマーケティング担当者のプレゼンはなんとか乗り切って、翌日の直接インタビューは一問一答なので、なんとかまともに通訳としての勤めが果たせた。二日間、本社のきらびやかな空間で、会社の方針やらマーティング、アート分析やらが勉強できて、さらに美味しいご飯やらパーティーにまで参加できて、ものすごく良い経験ができたと思う。社長もかっこ良かったし。なんと32歳?らしいよ!白馬に乗った王子様みたいなんだ、この人。

自分は一年勤めた会社のビジネスを全然知らなかったんだなーと思うと同時に、すごく魅力的な仕事をしている会社だということを発見した。シャネル、ディオール、イブサンローランやプラダやらアレクサンダーマックイーンなんて有名ブランドのデザイナー達がクリスタルの素材を見て検討するお部屋は、お洒落を絵に描いて額に入れたような、クリエイティブな空間で、同じ会社とは思えない(爆)

とにかく、自分に頼まれた仕事はこれからも「はい、できると思います」と言っていこうと思う。

Thursday, January 18, 2007

旅は道連れ。

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Nelly Furtado<Loose>Promiscuous
最近読んでいる本:「プラダを着た悪魔 (下)」


 新年あけましておめでとうございます。
新年はとうに明けてて、さらにとうの昔に欧州に戻ってきてたんですが、仕事に忙殺されているうちに今日まで来てしまいました。帰国してから、今日はじめてようやく一人で何の予定も無くのんびり過ごせる休日がやってきたところです。

 日本では想像していた通りに、家族と、友達とたくさん時間を過ごせて、最高に幸せでした。日本食も堪能したし、買い物もしたし、見たかったDVDも見たし、満足満足。幸い、あれだけたくさん食べたにもかかわらず、こっちに返ってきたら、体重が減っていた?!なぜ?
心残りなのは、もうちょっと納豆が食べたかったことと、やっぱりラーメンを買っときゃ良かったということでしょうか。

 今回はエールフランス航空を利用して、パリ経由で移動したのですが、帰りのパリでの乗り継ぎが45分しかなく、予想通り、飛行機を降りてすぐにミュンヘン行きの人たち(全員で5人の日本人)は回収されて、ターミナルを車で猛スピードで移動し、さらに手荷物検査やらパスポートコントロールも、長蛇の列に割り込み、周りにブーブー言われながらも、無事、ミュンヘン行きの飛行機に乗り継ぎました。

 ところが私自身はミュンヘンにちゃんと着いていたのだけど、荷物がまだパリに居る☆らしい☆ということで、これまた1時間程かけて荷物紛失時の手続きをつけて、ようやくインスブルクにかえったのは日本時間で夜中の3時頃?日本を朝6時に家を出てから20時間の旅でした。ミュンヘンからの乗り合いタクシーでは爆睡して、ヨダレたらして寝てしまった。

 荷物はちゃんと3日後にDHLで自宅まで届けられ、紛失も損傷も無く無事でした。荷物が行方不明になったのは初めてだったので、ちょっとびっくりした、というか腹が立ったのだけど、無いものは無いのでしょうがないですね。

 荷物行方不明になったのは、日本からの客の分だけでなく、アメリカやら南米からパリで乗り継ぎをした他のエールフランス客にもたくさん居て、みんなぶつくさ言っていた。
今後は乗り継ぎ時間が厳しい設定の航空便はなるべく避けた方が懸命かも、と思った。
とくに行きの場合だったらめちゃくちゃ困るでしょう。

 私以外の日本人は、パソコンケース一つのかなり旅慣れた風のビジネスマンのおっちゃんと、3歳くらいのおこちゃまに1歳児抱っこした若い夫婦だったけど、赤ちゃんを抱いたお母さんは半泣きで、周りの人に手当たり次第、エールフランスの悪口を訴えていた。ビジネスマンのオッサンは、きっと着替えとか歯ブラシどこで買おっかなあとか思ってただろうけど、顔色一つ買えずに、さっさと手続きして行ってしまった。きっと彼はこんな目には何度でもあっていて、どういう種類のものが必要で、どこに保障を請求すれば良いのかよく知ってるんだろうなあと思った。

 良い勉強させて頂きました♨