Friday, January 19, 2007

帰国から、怒濤の日々

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Kasabian<Empire>Apnoea
最近読んでいる本:「父親達の星条旗」


 帰国して3日後に仕事に戻ったら、突然、いろんな仕事が待ち構えていた。私の仕事は、販売であって、一日が終わればハイおつかれさま、また明日ーという感じで、ストレスも一晩持ち越すような仕事の課題や考え事も何も無く、運動部のようなところだ。

 帰国したばかりで、煮詰めたお雑煮の餅のように溶けきった私の脳みそを、突然、神様が「おまえ、もっと頭使え。」といわんばかりに、つぎつぎに用事を小出しにしてきた。まず最初は、日本人のお客様のクレーム処理。先輩の日本人店員にも赤ペン先生をしてもらい、首尾よく一時間で仕上げた。

 その次は、日本人団体客用に会社の歴史や館内の案内等の説明をマイクを持ってしなければいけないのだけど、社内統一マニュアルが新しくなったので、日本語訳を頼まれた。これはA4で2枚のみ。ドイツ語から日本語に訳しおこすのは、良い勉強になると思って引き受けたけど、ちょっと難しかった。

 さらにその翌日、次の週に控えている本社でのプレスコンファレンスで日本人記者への英語ー日本語通訳を頼まれた。ただの通訳だけならできるだろうと思って、本社担当者と打ち合わせに入ったところ、1時間程度のプレゼンテーションを同時通訳する仕事も含まれているということが分かって、散々迷った末にやってみることにした。インスブルクには、独ー日はいても、英ー日同時通訳は一人も居ないようで、ウィーンから呼び寄せるか、私を使うかということだったらしい。

 通訳の訓練もしていないのに、同時通訳なんてできるのか?と思っていたけど、はたして、全くできなかった。(爆)

 本社での打ち合わせに通い、プレス配布用資料を一日前に入手して内容を全て頭に叩き込んでなかったら、全く太刀打ちできなかっただろう。幸い、二人の日本人記者はある程度の内容が英語で理解できるけど、細かい数字や聞き取れなかった場合にヘルプしてほしいということだったので、「同時通訳」ではなく、あとで私が細かく内容を説明するというスタイルをとった。

 一日目の山場、社長とマーケティング担当者のプレゼンはなんとか乗り切って、翌日の直接インタビューは一問一答なので、なんとかまともに通訳としての勤めが果たせた。二日間、本社のきらびやかな空間で、会社の方針やらマーティング、アート分析やらが勉強できて、さらに美味しいご飯やらパーティーにまで参加できて、ものすごく良い経験ができたと思う。社長もかっこ良かったし。なんと32歳?らしいよ!白馬に乗った王子様みたいなんだ、この人。

自分は一年勤めた会社のビジネスを全然知らなかったんだなーと思うと同時に、すごく魅力的な仕事をしている会社だということを発見した。シャネル、ディオール、イブサンローランやプラダやらアレクサンダーマックイーンなんて有名ブランドのデザイナー達がクリスタルの素材を見て検討するお部屋は、お洒落を絵に描いて額に入れたような、クリエイティブな空間で、同じ会社とは思えない(爆)

とにかく、自分に頼まれた仕事はこれからも「はい、できると思います」と言っていこうと思う。

2 comments:

Anonymous said...

おつかれさーん。
ずいぶんの大役を果たしたんだねえ。
かっこいい!毎日じゃ疲れちゃうけどたまにこういう仕事があるとちょっとモチベーション上がるねえ。同じ仕事を頑張って続けているといろんなチャンスがめぐってくるのかもね。これからもがんばれ~。

Anonymous said...

わかちゃんすごいねえ!普段頑張っているから、そういう仕事が任されたんだね!これからも1つ1つ信頼を重ねていって、またいい仕事が出来るといいね!