Thursday, October 13, 2005

オーストリアにカンガルー

現在の気分:★★★★★
現在の音楽:Client<City>Girl
最近読んでいる本:「人が好き」(私の履歴書) 瀬戸内寂聴:著
最近観た映画:セブンイヤーズ イン チベット


そ うそう、テレビでブラピ主演のセブンイヤーズ イン チベットがやっていた。オーストリア人の登山家ハインリヒ・ハラーがチベットに辿り着き、少年の頃 のダライ・ラマ14世との心の交流を描く。ハリウッドの実話物ほど胡散臭いモノはないと常々思っているのだけど、この作品は胡散臭いながらもわりと好きで す。オーストリア人の、しかも山男の頑固さがよく現れていて、文化人類学的に面白いというか・・・オーストリア人の中でも、山に囲まれたチロルは特に、 「頑固な人々」と言われてます。あまり信じたく無いけど、ガイドブックにも載ってるし、本人達も認めるのだから、これは残念ながらホントのようだ。

アレちゃん曰く「頑固で、自分の流儀に拘り(郷に入っても、郷に従わない)、視野が狭い」

たしかにそういう人たちもいる。でも確率的に頑固な人が多いかもということであって、優柔不断な人も、頑固な人に振り回されてかわいそうな人もちゃんといます。とチロリアンの名誉のために申し上げておきます。
ところで、ウェブでこの映画についてグーグルで検索してみたところ、面白い間違いを発見した。検索結果の2番目に表示されたシネマサイトの見出しに

実在したオーストリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの、実体験もとづく原作を映画化した一大叙事詩。」

間違いが二つ。正確には、「実在する」です。まだ死んでませんし。さらに彼は「オーストリア人」ですね。やっぱり、オーストリアといっても「え?オーストリア?」って言われることが多々ある。こっちの土産物屋でも、黄色地のTシャツに大きくカンガルーの交通標識があり、そのしたに「ノー カンガルー イン オーストリア」という自虐メッセージがついたものが売られている。

2 comments:

Marinka_ilmondo said...

Wakakoさん
私もこの映画、上映当時に映画館で見ました。
その後、本まで買って読んだ1人です。
実はこの映画、中国では上映禁止作の1つらしいです。ま、そうでしょうね…。

最近ではチベットの独立運動を支えるイギリス人女性が綴った本がなかなか面白かったです。チベットに行った彼女の体験談なんですが…。
Isabel Losada "For Tibet, with Love"

ははっ、オーストリアとオーストラリア…いつも綴るときに何度も見直す単語です…。

Wakako said...

<bambinaさん
お〜 チベットはラサまで旅してみたいです。かなり反中意識むき出しの映画だな〜とも思いました。
映画が出た当時のアメリカの風向きが、中国に厳しかったのかしら。。。

<cha chaさん
今日お店に来た日本のお客様も、オーストラリアって連呼してましたね。オーストリアに来てる人ですら、口がもう自動的に<オーストラリア>と言ってしまってますからね。慣れってすごいわあ。